公開鍵暗号技術の補足


 公開鍵暗号はクレジットカードの番号等、あなたのプライバシーを守るための技術です。

 鍵は「錠」(じょう:カギのメス側)と「カギ」(カギのオス側)に分かれます。

 ホームページを開く行為を箱を開ける事に例えると、通常の閲覧は錠前が無い箱を開けているのですが、公開鍵暗号技術は閲覧者がホームページを開く際に掛かっていない錠前(カギのメス側)が付いた箱を開いているのです。

掛かっていない錠前がついた箱を開いた状態
(南京錠のデザイン)


 上の様な錠前マークが付いたホームページの上から書きこんだ内容を送信すると、その書きこんだ内容は暗号化されてメール送信されます。その暗号化の事を南京錠の鍵掛け例えているのです。

 受け手は錠を開けるカギ(カギのオス側)を持っているので、送り手のメールの内容を読む事が出来ます。これはまた、カギを持っていない第三者にはメールを読む事が出来無い事を意味します。

 この様に錠前(カギのメス側)を公開し、公開する側はカギ(カギのオス側)を持つ方法を「公開鍵暗号」と呼ばれています。

 インターネットは様々な場所で相互に接続されていますから通常の方法では全くプライバシーはありません。ネットワークの管理者には内容は筒抜けであり、見ようと思えばいくらでも見る事が出来ます。ですので、暗号化されていない普通のメールは管理者の職業意識やプライドにより保護されているに過ぎません。