源泉分離課税、申告分離課税の選択プログラム

このプログラムは、株式譲渡による税金対策のための支援プログラムでした

源泉分離課税とは損益に関係無く、総取引額に対して1.05%分税金として取られる課税方法でした
申告分離課税とは純粋に稼いだ額の26%を税金として取られる課税方法でした

 一方が1.05パーセント、方や26パーセントなので一見源泉分離課税が得のように感じますが、仕掛けた約定値段、利食った値幅の2つの関係により、どちらが得とは言えませんでした
 
 源泉分離課税のメリットは利食いの値幅が大きければ、税金が非常に安くなる事でした。しかし、一方、損失でも税金を取られてしまい、損切りの値位置が高ければ、それだけ税金も高く取られていました

 申告分離課税のメリットは損失の場合は利益から損失を差し引く事が出来、純粋に利益だけの課税となります。ですので、約定の値段に関係なく課税が一定となりますので、仕掛ける値位置を気にしなくても構いません。

平成15年1月1日から証券税制が大幅に変更になり課税方法が申告分離課税1本のみとなり課税も20%と引き下げられました。しかし、一方源泉分離課税が廃止になり、大幅なキャピタルゲインを狙う魅力が無くなりました。

そこで、仮に源泉分離課税がそのままで、申告分離課税が20%に引き下げられた事にして、「仕掛けた値位置により、申告分離課税が税金的に得する場合の値を求める」プログラムを提供いたします。これにより、利食いのタイミングを精神的にも取りやすくなると思います。

幾ら利食えるかで調べる 幾ら利食いたいかで調べる
約定値段を入力してください 希望利益幅を入力してください
↓課税分岐利益幅↓ ↓利食い指値↓ ↓課税分岐約定値↓ ↓利食い指値↓
 買った株の値段を入力し、計算をクリックして下さい。課税分岐利益幅が表示されます。

 課税分岐利益幅とは株価の上昇に伴い、利食いの際に、利食う値幅(キャピタルゲイン)が、表示された値段よりも高ければ、源泉分離課税が得でした。低ければ申告分離課税が得でした

 課税分岐利益幅とは私が勝手に命名しました。この表示された値段が課税に対して、どちらの課税方法でも税金を払う額が同じでした


 500円が約定の値段の場合、課税分岐利益幅は28円となります。
 ですので、申告分離課税選択の場合は指値の利食いのポイントは
 500円+28円=528円となります。

検算

 仮に源泉分利課税を選択の際
 (500円+28円)×1.05%=税金5.544円
 申告分離課税を選択の際
 28円×20%=税金5.6円
 となり、両方ともほぼ同じ税金となります。
 計算された値はキャピタルゲインですので、払う税金はこれに株数を掛けた金額となり、例えば1000株の場合は1000×5.6=5600円が税金となります。

 
 500円に対して利食いの幅が50円の場合

 仮に源泉分利課税を選択の際
 (500円+50円)×1.05%=税金5.775円
 申告分離課税を選択の際
 50円×20%=税金10円
 
 となり、利食いの幅が大きければ、源泉分離課税がお得でした
 
 500円に対して利食いの幅が10円の場合

 仮に源泉分利課税を選択の際
 (500円+10円)×1.05%=税金5.355円
 申告分離課税を選択の際
 10円×20%=税金2円

 となり、利食いの幅が少なければ、申告分離課税がお得です。
 希望する利益幅(キャピタルゲイン)を入力し、計算をクリックして下さい。課税分岐利約定値が表示されます。

 課税分岐約定値とは希望する利益の幅により、表示された値段よりも実際の約定が低ければ、源泉分離課税が得でした。高ければ申告分離課税が得となりました

 課税分岐約定値とは私が勝手に命名しました。この表示された値段が課税に対して、どちらの課税方法でも税金を払う額が同じとなりました


 100円分利食いたい場合、課税分岐約定値は1805円となります。
 ですので、申告分離課税選択の際は1805円以上の株を探す事になります。逆に源泉分離課税の場合は1805円以下の株を探す事になりました

検算

 仮に源泉分利課税を選択の際
 (1805円+100円)×1.05%=税金20.0025円
 申告分離課税を選択の際
 100円×20%=税金20円
 となり、両方ともほぼ同じ税金となります。


 利食幅が100円に対して、仕掛けた値位置が1000円の場合

 
 仮に源泉分利課税を選択の際
 (100円+1000円)×1.05%=税金11.55円
 申告分離課税を選択の際
 100円×20%=税金20円

 となり、仕掛ける値位置が低ければ、源泉分離課税がお得です。


利食幅が100円に対して、仕掛けた値位置が4000円の場合

 仮に源泉分利課税を選択の際
 (100円+4000円)×1.05%=税金43.05円
 申告分離課税を選択の際
 10円×20%=税金20円

 となり、仕掛ける値位置が高ければ、申告分離課税がお得です。

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