糖尿病食品交換表について

 日本糖尿病学会・文光堂から出版されている「糖尿病食事療法のための食品交換表」を以後「交換表」としてこの交換表の見方を説明いたします。この交換表は糖尿病の人、肥満の人のバイブルです。

糖尿食とダイエット食は全く同じ物です。
糖尿病の人は治療の為にダイエットが必要だからです。

治療の為に行われるダイエットなので非常に科学的でありかつ汎用的です。特別な食材やサプリメントは必要ありません。

 このホームページに掲載されているプログラムを有効に使っていただく為には、この交換表は必ず必要です。この交換表は後ほど入手する事として、この交換表を理解する為の用語を説明いたします。

 糖尿食は健康食です。また、単位の調整により一つの家族に共通の食事を提供する事が可能です。

単位 交換表では熱量80kcalを1単位として扱います。そして、この単位数にしたがって、各食材の重さが決定します。
例 1単位=ごはん50g 1単位=納豆40g
表1 主食と呼ばれる食品です。ごはん、パン、麺、等々毎食必ず食べる食材です。
間違えやすい食材
レンコン すべての種類の芋 とうもろこし ゆりね かぼちゃ
表2 くだものです。
表3 たんぱく質を多く含む食品です。
間違えやすい食材
あぶらあげ チーズ ショルダーベーコン
表4 乳製品
表5 あぶらを多く含む食品です。
間違えやすい食材
バター ピーナツ 普通のベーコン アボガド マヨネーズ
表6 やさい
間違えやすい食材
トマト
調味料 カレールー、味噌、トマトケチャップ、さとう等々


 あらゆる種類の食材を自分で6つの表に分類出来る事がこのホームページのプログラムを使う大前提となります。また同時に健康的なダイエットの為の入り口です。交換表の食材は極普通の食材です。食材には栄養素が含まれており、この栄養素のバランスが悪いと食べた量に対して想像以上のカロリーを摂取する事になります。またカロリー的には適正でも栄養の摂取が偏っている場合も健康的に痩せる事は出来ません。ダイエットは「科学的」に行う必要があり、思い込みや噂など「呪術的」に行う事は許されません。

 「栄養」の日本手話の単語は片方の掌を上に向け、その掌が例えば右手ならば右の胸に左ならば左の胸に指先をグッグッと押し当てます。これは身体を作るのに必要な材料を身体に入れているイメージです。ダイエット中にはカロリーを抑えつつも、身体を作る材料は必ず補給しなければなりません。その材料の補給を怠るとその事に起因する病気が発生します。極端な話「体重は落ちました。ついでに命も落ちました。でも取り合えず体重を落とす為だけの目標は達成出来ました。」となります。

 身体を作る為の三大栄養素は「糖質」「たんぱく質」「脂質」の三つです。それらに「ビタミン」「ミネラル」の二つを加味したのが交換表の各表の中身となります。つまり、3×2=6つの表の分類となります。食品交換表は「交換表」と言われる通り、食材を取り替える表なのですが、現実的にある食材を捨てて別の食材に変えるような事は普通の生活の営みの中では余りやらない事です。この交換表は「同一の表の中の食材は栄養素が同じだから取り替える事が出来きるが、別の表は栄養素が異なる為に取り替える事は出来ないよ。」と理解してください。

 交換表に基づく食事は栄養バランスを巧く取るため健康食です。糖尿や肥満が無い一般の人が食べるのにも理想的な食事です。是非とも交換表をマスターして、合わせてこのホームページのプログラム集を役立てていただけたら幸いです。 

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